頑張りすぎずに血圧を下げよう！>下げるための要因（後半）

血管を拡張させるために

動脈硬化によって血管の内部が狭くなり
また、血管の壁の柔軟性が
失われるために、心臓がより強い力で
圧力をかけて血液を送り出すようになることです。
そこで、動脈の血管の壁を作っている
平滑筋の緊張を自律神経に頼らずに
ゆるめて血圧を下げるのです。

方法としては、平滑筋をコントロールしている
物質の分泌を制限する成分を投与することで血管を拡張し
血圧を正常に保つのです。
現在、最もよく高血圧の
薬物療法に用いられているのが
このタイプの薬で、以下の薬が有名です。

ＡＣＥ阻害薬
（アンジオテンシン転換酵素（ACE＝キニナーゼ）を阻害すること
　でアンジオテンシン?の生成を抑制する薬剤。
　心血管系の肥厚を改善させ、動脈硬化の進展を阻止する。
　糖・脂質代謝に悪影響を与えず、インスリン抵抗性を改善する。
　尿蛋白の減少効果など腎保護効果、心不全・心筋梗塞の予後改善に効果的。
　動脈を拡張し、後負荷を改善、アルドステロン抑制→Na貯留抑制により前負荷も軽減。）

?尿の排出量を増やして、ナトリウムを水分とともに排出！

塩分の取りすぎで血液中の
ナトリウムが増えることがあるようです。
高くなったナトリウムの濃度を下げるために
血液中に水分がたくさん取り込まれて
血圧が下がるのです。

このようなときは、排出量を増やす利尿剤が
用いられますが、副作用に腎臓の機能低下や
高脂血症などがあるため
最近では、あまり使われていないようです。